株式会社フロムココロ
商品名:デイリーワン
商品説明:オーラルケア
販売URL:https://www.fromcocoro.com/products/daily1/?advc=d1hp01

口臭ケアの重要性とその影響
口臭は、他人とのコミュニケーションにおいてデリケートな問題でありながら、多くの人が悩む共通の課題です。特にビジネスや恋愛の場面では、口臭が与える印象が想像以上に大きく、対人関係に悪影響を及ぼすことがあります。しかし、正しい知識と対策を取り入れれば、口臭は改善できる問題です。この記事では、一般的な対策に加え、個々のライフスタイルに合わせた口臭ケア方法を提案し、他では得られない独自の視点でアプローチします。

口臭のメカニズムと理解を深める
口臭は主に次のようなメカニズムで発生します:

細菌の活動
口腔内に存在する細菌が食べ物のカスやタンパク質を分解する際に揮発性硫黄化合物(VSC)を生成します。このVSCが、悪臭の直接的な原因です。特に歯周病や舌苔(舌の表面の汚れ)が多い場合、細菌が活発化しやすくなります。

身体の内部要因
胃腸のトラブルや糖尿病などの全身的な健康状態が原因で発生する場合もあります。たとえば、胃酸の逆流による酸っぱい臭いや、代謝異常によるアセトン臭がこれに該当します。

生活習慣の影響
特定の食べ物や飲み物(例:ニンニク、アルコール、カフェイン)は、臭いを助長することがあります。また、喫煙は唾液の分泌を抑制し、口腔内を乾燥させるため、口臭を悪化させます。

日常生活でできる口臭予防
歯と歯茎の徹底ケア
一般的な歯磨きだけでは、歯と歯の隙間や歯茎の境目に残るプラークを完全には除去できません。歯間ブラシやデンタルフロスを併用し、歯茎の健康を維持することで、口臭の元を根本から取り除くことが可能です。

舌のクリーニングを習慣化
舌の表面に付着する舌苔は、口臭の主な原因の一つです。専用の舌ブラシを使用し、適切な圧力で汚れを取り除きましょう。特に朝起きた直後は舌苔が増えやすいため、朝のルーティンに取り入れることをお勧めします。

自然由来の洗浄剤を使用
市販のマウスウォッシュの中にはアルコール成分を含むものが多く、口腔内の乾燥を招く恐れがあります。代わりに、ハーブや緑茶成分を含む自然由来の洗浄剤を使うことで、長時間の口臭予防が期待できます。

口臭ケアに役立つ食生活の工夫
繊維質の多い食品を摂取
リンゴ、ニンジン、セロリなどの繊維質の多い食品は、自然に歯垢を取り除き、唾液の分泌を促進します。これにより、口腔内が潤い、細菌の増殖を抑えることができます。

発酵食品を活用
ヨーグルトや味噌、キムチなどの発酵食品は、腸内環境を整える働きがあり、結果として口臭の原因となる有害物質を減少させる効果があります。腸内の健康状態を改善することで、口臭全体の改善が期待できます。

砂糖を控えた食事
砂糖は細菌のエサとなり、口臭を悪化させる要因となります。無糖の食品や飲料を選ぶことで、細菌の繁殖を抑制することが可能です。

長期的な口臭ケアのポイント
定期的な歯科検診
口臭が改善しない場合、歯周病や虫歯が原因である可能性が高いです。半年に一度の歯科検診を受け、専門家の指導を受けることで、潜在的な問題を早期に解決できます。

プロのクリーニングを活用
自宅でのケアだけでは限界があります。歯科医院でのプロフェッショナルクリーニングを受けることで、普段の歯磨きでは届かない部分までしっかりと清掃が可能です。

ストレス管理
ストレスが原因で唾液分泌が減少し、口内が乾燥するケースがあります。適度な運動や趣味を楽しむことで、ストレスを軽減し、間接的に口臭ケアにつながります。

口臭が改善しない場合の対策
口臭が日常的なケアや生活改善だけで改善しない場合、内科や耳鼻咽喉科を受診することを検討しましょう。胃腸の疾患や鼻腔内の問題が原因である場合、専門的な治療が必要となります。

まとめ:口臭ケアを日常の習慣に取り入れる
口臭は、自分自身の健康と他者との良好な関係を維持する上で重要な要素です。今回紹介した方法を参考に、毎日の生活に口臭ケアを組み込みましょう。健康な息を保つことで、より自信を持って他人と接することができるようになります。あなたのライフスタイルに合った方法を見つけ、持続的なケアを実践することが成功への鍵です。

口臭は、私たちの日常生活において誰しもが気にするものです。口臭は、他人とのコミュニケーションや自己イメージに影響を与えるため、予防と対策は重要です。特に、持続的で強い口臭は健康問題のサインであることが多く、その原因と対処法をしっかりと理解することが大切です。ここでは、さらに詳細に口臭の原因と対策について説明します。

口臭の原因をより詳しく理解する

口臭の主な原因は口腔内の問題にありますが、それ以外の要因も無視できません。以下では、一般的な原因をさらに掘り下げてみていきます。

1. 食べ物の影響

口臭の原因として最も直接的なものは、摂取した食べ物です。にんにくや玉ねぎ、香辛料の強い食材は、消化過程で体内に吸収され、最終的には肺から息として排出されます。これらの食材は、歯磨きや口内ケアだけでは完全に取り除くことが難しく、長時間口臭が続くことがあります。また、タンパク質を多く含む食品も、消化過程で悪臭を発するアンモニアや硫化水素を生成しやすいため、口臭の原因になります。さらに、過度のコーヒーやアルコールの摂取も、口腔内の乾燥を引き起こし、口臭を悪化させます。

2. 舌苔(ぜったい)の役割

口臭の発生源として、しばしば見逃されがちなのが「舌苔(ぜったい)」です。舌の表面には食べ物の残りかすや古い細胞、細菌が溜まり、それが白っぽく見えることがあります。この舌苔は、硫化物などのガスを放出し、強い口臭を引き起こします。舌苔の量が多い場合や、舌が乾燥していると、細菌が繁殖しやすくなり、口臭が悪化するため、定期的な舌の清掃が欠かせません。

3. 唾液の重要性

唾液の分泌は、口臭予防において極めて重要な役割を果たします。唾液は、口腔内の食べかすや細菌を洗い流し、口内を清潔に保つだけでなく、細菌の増殖を抑える抗菌作用も持っています。食事中や会話中に唾液が自然に分泌されることは口臭防止につながりますが、唾液の分泌が少ないと細菌が繁殖し、口臭が発生しやすくなります。特に、口呼吸をする習慣がある人や、長時間話さないでいるとき、またはストレスや脱水状態にあるときに、唾液の分泌が減少することが知られています。口の中が乾燥していると感じたら、こまめに水を飲むことが推奨されます。

4. ドライマウスの原因と対策

ドライマウス(口腔乾燥症)は、唾液の分泌量が減少することで口の中が乾燥する状態です。原因としては、加齢や特定の薬剤の使用、ストレス、糖尿病などが挙げられます。ドライマウスになると、口内環境が悪化し、細菌が繁殖しやすくなります。特に寝ている間は唾液の分泌がほとんどなくなるため、朝起きた時の口臭が強くなることがよくあります。ドライマウスの改善には、ガムを噛んで唾液の分泌を促したり、保湿効果のある口内スプレーを使用する方法があります。これらの対策を継続的に行うことで、ドライマウスによる口臭の発生を抑えることができます。

5. 歯周病と口臭の関係

歯周病は、口臭を引き起こす主な要因の一つです。歯周病は歯ぐきに炎症を起こし、歯と歯ぐきの間に隙間ができることで、そこに細菌が溜まりやすくなります。これがさらに炎症を悪化させ、膿が発生し、悪臭を放つガスが生成されます。歯周病の初期段階では、自覚症状がほとんどないことが多いため、定期的な歯科検診が重要です。歯周病の予防としては、正しいブラッシング方法を学び、歯ぐきのケアを怠らないことが必要です。

6. 全身の健康と口臭の関係

口臭は、口腔内だけでなく全身の健康状態とも深く関係しています。例えば、糖尿病の患者は血糖値がコントロールできていないときにケトン体という物質が増え、特有の甘酸っぱい口臭が発生します。また、胃酸逆流症や消化器系の不調があると、胃から上がってくる酸や未消化の食物がにおいの原因となることもあります。これらの体全体の健康問題が原因で口臭が発生している場合、根本的な病気の治療が必要となります。

より効果的な口臭予防法

口臭を予防するためには、日常的な対策が必要です。以下に、さらに詳しい予防策を紹介します。

1. 舌苔ケアを習慣にする

舌苔は口臭の大きな原因となりますが、これを取り除くことで口臭を大幅に軽減することができます。舌専用のブラシやスクレーパーを使って、舌の奥から前に向かってやさしく掃除することが効果的です。ただし、過度な力で舌をこすりすぎると傷つけてしまう可能性があるため、丁寧に行うことが重要です。

2. 水分補給を心がける

水分不足は、唾液の分泌量を減少させ、口臭の原因となります。特に運動後や暑い季節では、こまめな水分補給が必要です。アルコールやカフェイン飲料は逆に体を脱水させる作用があるため、できるだけ避けるか、摂取後には水を飲むようにしましょう。また、糖分を含まないお茶も口臭予防に役立ちます。

3. 食生活の見直し

食べ物の選び方も口臭予防に影響を与えます。肉類や高脂肪食品は分解過程で強いにおいを発生させやすい一方で、食物繊維を多く含む野菜や果物は口内の細菌を減少させ、口臭を軽減します。特に、りんごやセロリなどの水分の多い野菜や果物は、噛むことで唾液の分泌が促進されるため、口臭予防に効果的です。

口臭予防に役立つ補助的な方法

1. プロバイオティクスの摂取

腸内の善玉菌は消化を助け、悪臭を発する有害なガスの生成を抑える役割を果たします。プロバイオティクスを含む食品(ヨーグルトやキムチ、納豆など)やサプリメントを摂取することで、腸内環境を整え、間接的に口臭を軽減することが期待できます。特に消化不良や便秘が口臭の原因となっている場合、腸内フローラの改善が有効です。

2. 口臭予防効果のある製品の使用

市販されているマウスウォッシュやミントタブレット、口臭予防スプレーなども一時的な口臭対策として効果があります。これらの製品は速やかに口の中の細菌を減らし、フレッシュな息を保つのに役立ちます。ただし、これらは一時的な効果にとどまるため、根本的な口臭改善のためには、口腔内のケアや生活習慣の見直しが不可欠です。

口臭対策の重要性

口臭は、社会的な場面や仕事上のコミュニケーションにおいても敏感に受け取られることが多いため、自己管理が非常に重要です。口臭の原因をしっかり理解し、効果的な対策を継続することで、他者との関係を良好に保ち、自信を持って行動できるようになります。

まとめ

口臭は、食べ物や口腔内のケア不足、さらには全身の健康状態など、さまざまな要因によって引き起こされます。日々の口腔ケアを徹底し、健康的な生活習慣を維持することで、口臭を予防し、自信を持ってコミュニケーションができるようになります。定期的な歯科検診や適切な食生活の見直しも、口臭予防において重要な要素です。

口のにおいがドブ臭い!?口臭のセルフチェック方法
口臭は、簡単な方法でセルフチェックができます。
特に、ドブのようなにおいがしたり、卵や玉ねぎが腐ったようなにおいがした時には、お早めに当院にご相談ください。

ガラスのコップを使ったセルフチェック
ガラスのコップに息を吐きだし、すぐに蓋をして、10秒が経過してから中をにおってみる方法です。
プラスチックは飲み物などのにおいがつきやすいため、よく洗って乾かしたガラスのコップを使用しましょう。

デンタルフロスを使ったセルフチェック
デンタルフロスで歯間のプラークを取り、鼻に近づけてにおいます。
歯間ブラシでも代用できます。

綿棒を使ったセルフチェック
綿棒で、舌苔(舌の表側の白くなっている部分)をぬぐい、鼻に近づけてにおいます。
舌を傷つけないよう、優しくぬぐいましょう。

口臭の原因は?
口臭の原因によっては、治療が必要になります。
患者様ご自身で口臭の原因を絞り込むのは難しいため、歯科医院できちんと診断を受けることが大切です。

虫歯や歯周病などお口の病気
口臭の原因としてもっとも多いのが、お口の病気です。虫歯や歯周病に伴う炎症、膿、細菌が出すガスなどによって、口臭が強くなります。
また、虫歯や歯周病に至っていなくても、プラークや歯石が多い場合には、同様に口臭が強くなりますが、こちらはセルフケアやクリーニングを受けることで改善ができます。

お口以外の病気
鼻、のど、呼吸器、消化器などの病気、糖尿病などを原因として口臭が強くなることもあります。
お口の健康に問題がなく、これらの病気が疑われる場合には、それぞれの専門の医療機関をご紹介します。

食べ物・飲み物・嗜好品
ニンニク・ニラ・玉ねぎといった食べ物や、お酒・コーヒーなどの飲み物、そして喫煙などによる口臭です。
これらを口にしないで過ごしていれば、時間の経過とともに改善するものであり、治療の必要はありません。
気になる場合には、歯磨きなどのセルフケアを行い、口臭対策用のスプレー・タブレットなど使うのも良いでしょう。

生理的口臭
起床直後、のどが渇いている時、緊張している時など、誰でも口臭が強くなります。時間の経過とともに改善するものであり、治療は必要ありません。
また女性の場合は、生理期間など、ホルモンバランスが変化する時期も口臭が強くなりがちです。
気になる場合には、セルフケアや口臭対策グッズが有効です。また口やのどが渇いているときには、水分を摂るのも良いでしょう。

口臭は、多くの人にとってデリケートな問題ですが、適切な理解と対策を講じることで効果的に予防・改善することができます。口臭には多くの原因が存在し、それぞれの原因に対応した予防策を取ることが求められます。さらに、生活習慣や環境要因も口臭に大きな影響を与えるため、包括的なアプローチが重要です。ここでは、さらに深く掘り下げて口臭に関する知識や対策を紹介します。

口臭が悪化するライフスタイルの要因
1. 喫煙の影響
喫煙は口臭を悪化させる大きな要因の一つです。タバコにはニコチンやタールといった化学物質が含まれており、これらが口内に残留し強い臭いを発します。また、喫煙によって唾液の分泌が抑制され、口腔内が乾燥しやすくなります。これにより、細菌が繁殖しやすくなり、口臭がさらに悪化します。長期間の喫煙は、歯や歯ぐきにもダメージを与え、歯周病やむし歯のリスクを高めるため、結果的に口臭を引き起こす要因となります。口臭を予防するためには、禁煙を考えることが有効です。

2. アルコールの摂取
アルコールも口臭を悪化させる原因となります。アルコールは体内で代謝される際に、肝臓でアセトアルデヒドという物質が生成されます。このアセトアルデヒドは強い臭いを持っており、呼気を通じて口臭として排出されます。また、アルコールは口腔内を乾燥させる効果もあり、これにより唾液の分泌が減少し、細菌が増殖しやすくなります。口臭が気になる場合は、アルコールの摂取を控えたり、飲んだ後にはしっかりと水分を補給することが大切です。

3. ストレスの影響
ストレスは、口臭に直接的な影響を与えることがあります。ストレスが高まると、体内のホルモンバランスが崩れ、唾液の分泌が抑制されることがあります。唾液は口腔内の自浄作用を担っており、分泌が減少すると口内が乾燥し、細菌が増えやすくなります。特に、緊張状態が続くときや、ストレスを感じたときに口が乾くのは、これが原因です。ストレスを軽減するためには、リラックスできる時間を確保し、適度な運動や深呼吸、瞑想などを取り入れることが効果的です。

口臭予防における食生活の見直し
1. 野菜や果物の摂取
新鮮な野菜や果物には、食物繊維や水分が豊富に含まれており、口腔内を清潔に保つ効果があります。特にリンゴやニンジン、セロリなどの硬めの野菜や果物は、噛むことで口の中が自然に清掃され、唾液の分泌も促されます。これにより、口臭を予防することができます。また、ビタミンCを豊富に含む食品(柑橘類やイチゴなど)は、口内環境を整え、歯ぐきの健康をサポートする効果もあります。

2. 発酵食品の効果
発酵食品(ヨーグルト、キムチ、納豆など)には、腸内環境を整える善玉菌が豊富に含まれており、これが間接的に口臭を軽減する助けとなります。腸内環境が悪化すると、悪玉菌が増え、有害なガスが発生し、これが体外に排出されることで口臭が強まることがあります。発酵食品を日常的に摂取することで、腸内フローラを改善し、消化をスムーズに保つことができます。

3. 水分摂取の重要性
水分を十分に摂取することは、口臭予防に非常に効果的です。水分が不足すると、口腔内が乾燥し、細菌が増殖しやすくなります。食事中や食後に水を飲むことで、口内を潤し、食べかすや細菌を洗い流す効果があります。特に、運動後や暑い気候の際にはこまめに水を摂取し、体内と口内の水分バランスを保つことが大切です。

口臭のセルフケアと専門的な対策
日々のセルフケアは、口臭予防において不可欠です。しかし、頑固な口臭や慢性的な口臭がある場合は、歯科医や口臭外来の専門家に相談することも一つの手です。歯科医による定期的なクリーニングや、歯周病の早期発見・治療は、根本的な口臭の原因を取り除くことにつながります。また、口臭外来では、専用の測定器を使って口臭の強さや種類を特定し、それに合わせた治療法を提案してもらえるため、より効果的な対策を講じることができます。

まとめ
口臭は単なる一時的な現象ではなく、生活習慣や全身の健康状態に深く関わる問題です。適切な予防策を講じることで、日常的な口臭の発生を抑え、他者とのコミュニケーションにおける不安を軽減することができます。バランスの取れた食生活、定期的な口腔ケア、適度な水分補給、そして必要に応じた専門的なサポートを活用し、口臭のない健やかな生活を目指しましょう。

定期的に歯磨き・うがいをする
歯磨きは食事が終わるたびに行うのが理想的ですが、それができないときには、うがいだけでも行いましょう。

うがいをする際は、マウスウォッシュを使用するとより効果的です。

口臭は起床時にもっとも強くなるため、朝は可能な限り歯磨きをしましょう。

歯の隙間の歯垢も口臭の原因となるため、歯間ブラシやフロスでのケアも口臭予防として有効です。

適切な舌清掃で舌苔を除去する
口臭の原因となる舌苔(ぜったい)を除去するため、歯磨きと一緒に舌も清掃しましょう。

普通の歯ブラシでも清掃できますが、舌清掃専用として販売されている舌ブラシを使うと、よりケアしやすくなります。

舌清掃を行う際は、以下の手順を参考にして進めましょう。

鏡と向きあい、舌を前方へ突き出す
水で濡らした舌ブラシを舌の奥にあて、やさしく手前に引く
舌苔の状態を確認しながら1〜2を繰り返す

舌清掃をするときは、強く擦りすぎないように注意してください。

また、1日のうちに何度も行うと舌を傷つけてしまうため、起床後の1回にとどめましょう。

食事中はよく噛んで唾液をたくさん出す
食事をとる際は食べ物をよく噛んで、唾液の分泌を促しましょう。

咀嚼によって唾液が分泌されると、口臭の原因となる細菌を除去しやすくなります。

なお、食事自体も口臭を軽減する効果が期待できるとされており、食事を摂らない場合は、水を飲むだけでも口臭ケアとして有効です。

食事以外の時間では、ガムを噛むのも良いでしょう。

ドラッグストアで買える口臭ケアアイテム

口臭のケアに役立つアイテムは、スギ薬局をはじめとしたドラッグストアで数多く販売されています。

そのなかの一例として、以下のものがあります。

歯みがき粉・歯間ブラシ
歯間ブラシ

歯みがき粉は、口臭ケアに欠かせない歯磨きを、より効果的に行うためのアイテムです。

配合成分は製品によりさまざまで、なかには口臭ケアに特化した歯磨き粉もあります。

また、歯垢も口臭の原因となり得ますが、普通の歯ブラシだけでは歯の隙間の歯垢を取りきれません。

歯間ブラシやデンタルフロスも一緒に使うと、効果的な口臭ケアができるとともに、虫歯や歯周病の予防にも繋がります。

舌ブラシ
舌ブラシ

舌ブラシを使うと舌苔の除去が効率的に行えるため、普段から使用している歯ブラシとあわせて持っておくと便利です。

そして、舌苔をケアするアイテムには、以下のようにさまざまなタイプの製品があります。

普通の歯ブラシと同様に、たくさんの毛が埋め込まれたもの
ヘッドに小さなゴムベラのようなものがついたもの
金属製のスクレーパー

「舌の奥まで届く長さのもの」を舌ブラシ選びのポイントとし、そのうえで好みのタイプの製品を選びましょう。

マウスウォッシュ・液体歯磨き
マウスウォッシュ

歯磨きができない状況でも、マウスウォッシュ(洗口液)を使えば簡単に口臭をケアしやすくなります。

マウスウォッシュにはさまざまな殺菌成分が含まれていますが、その成分をもとに自分で適する商品を選ぶのは、なかなか難しいものです。

不明な点は、ドラッグストアにいる薬剤師や登録販売者に質問しましょう。

また、マウスウォッシュに似たアイテムとして液体歯磨きがあります。

こちらは使用した後にブラッシングが必要である点に注意しましょう。

飲み薬・塗り薬
飲み薬

ドラッグストアでは、口臭をケアできる医薬品の飲み薬や、塗り薬も販売されています。

飲み薬はにおいが気になる食品を食べた後や、お酒をたくさん飲んだ翌日の口臭ケアに活用でき、身体の内側からケアできるところが強みです。

塗り薬は、歯周病への効果が期待できる商品もあります。

いずれにおいても、商品によって成分や使用方法などが異なるため、説明書や使用上の注意をよく読むことが大切です。

加えて、ドラッグストアにいる薬剤師や登録販売者と相談しながら、自分の症状に適する商品を選んでください。

口臭がきつくなるのは歯周病以外にも、以下の5つの原因があります。

・唾液の減少
・舌苔(ぜったい)
・詰め物や被せ物
・入れ歯や矯正装置
・口腔がん
それぞれ詳しく見ていきましょう。

唾液の減少
唾液が減少すると口臭に影響を及ぼします。
唾液には次のような働きがあります。

口の中を洗浄する作用
細菌の繁殖を抑える抗菌作用
口の中の粘膜を保護する作用
食べ物を消化する作用
このように唾液は口内環境を整える働きがあるため、口臭対策に欠かせません。
唾液が減少してしまうと、細菌が増えやすくなり口臭が強まります。

唾液不足が口臭を引き起こす?

舌苔(ぜったい)
舌苔(ぜったい)とは、舌の表面に付着した白い苔状の細菌のことを指します。舌には細かな突起があり、食べかすが溜まりやすい構造になっているため、多くの細菌が付着しています。

舌苔が厚くなるほど口臭はきつくなるので、舌専用のブラシで定期的に掃除することをおすすめします。

詰め物や被せ物
詰め物や被せ物が口臭の原因となっているケースも少なくありません。
被せ物を長年装着していると天然歯との間に隙間ができて、汚れが溜まりやすくなります。その隙間の汚れが口臭を引き起こす原因となるのです。

入れ歯や矯正装置
入れ歯や矯正装置を使用している人は口臭が発生しやすくなります。入れ歯や矯正装置はお手入れが難しく、磨き残しが多くなり細菌が繁殖しやすいからです。 さらに、矯正中は口を閉じにくくなるため、口内が乾燥して唾液が行き渡らなくなり、口内環境が悪化します。

入れ歯や矯正装置を付けている場合は、念入りなお手入れやブラッシングが重要です。

口腔癌
口の中にできた癌によって口臭がきつくなる場合もあります。口腔癌は、しこり、腫れ、ただれ、出血が起こるため直接見て確認できます。
口の中に異変を感じたら、速やかに医師に診察してもらいましょう。

口臭は大きく分けて5種類
口臭は大きく分けて以下の5つの種類があります。

生理的口臭
飲食物・嗜好品による口臭
病的口臭
ストレスによる口臭
心理的口臭
1つずつ見ていきましょう。

生理的口臭

生理的口臭とは、起きた直後や空腹時、緊張時に口臭が強まることを指します。起床後や空腹時は唾液の分泌量が減り、口内の細菌が増えやすくなるタイミングです。

生理現象として一時的に口臭が発生しますが、食事や水分を摂ることで唾液量が増えて口臭は改善されます。日常的に誰もが生じる口臭のため、とくに治療を受ける必要はありません。

飲食物・嗜好品による口臭

ねぎ、にら、にんにく、などのニオイの強い食べ物を口にした後は、口臭がきつくなります。食べ物が歯に挟まる場合や、体内で消化吸収されたニオイ物質が血中に流れて肺から呼気として出る場合があります。

タバコやお酒を嗜む人も口臭が強くなる傾向があります。これはニコチンやアルコールの成分が唾液の分泌を減少させる作用があるからです。

飲食物・嗜好品による口臭は時間の経過とともに減少するため、自身で摂取をコントロールすることが重要です。

病的口臭
病的口臭とは、文字通り病気が原因で発生する口臭のことです。

病的口臭の9割は歯周病や重症化した虫歯などの口内関連の病気です。口内以外では、糖尿病や呼吸器系・消化器系の病気、肝臓疾患などが原因で口臭が発生する場合があります。

気がかりな点がある場合は、歯科医師に相談してみましょう。

ストレスによる口臭

仕事などで強いストレスを受けると唾液の量が少なくなり、口臭がきつくなるケースがあります。

ストレスの原因を取り除くのが一番ですが、難しい場合は気分転換をしたり、唾液の分泌を促すためにこまめに水分補給をしたりして対処しましょう。

心理的口臭
心理的口臭とは、実際に口臭が発生していないのに、自分は口臭があると思い込むことを指します。社会生活に支障が出る場合もあり、精神的に不安定な人や神経質な人に多く見られます。

口臭の原因になる食べ物

口臭の原因になる食べ物は、メジャーなものから意外なものまでさまざまです。

その一部を紹介します。

ニンニク・ニラ・玉ネギ・ネギ類
口臭の原因になる食べ物の代表といえば、ニンニク・ニラ・玉ネギ・ネギ類でしょう。

これらの食物のニオイのもとになるのが「アリシン」という成分です。

疲労回復や血糖値上昇の抑制効果が期待できる成分ではありますが、強烈なニオイが気になるところです。

ところで、ニンニク自体にはアリシンはそこまで含まれていません。

ですが、刻んだり潰したりしてニンニクの細胞が破壊されると、アリシンが作られてしまい、ニンニク特有のニオイが発生します。

また、ニンニクや生の玉ネギは硫黄を含むため、分解時に発生した硫黄ガスが体内に吸収されて、肺に送られると、臭い息となって排出されます。

卵・乳製品
卵や乳製品も硫黄を多く含有します。

どちらも体に良い成分を多数含みますが、食べ過ぎは口臭の原因にもなるため注意しましょう。

脂っぽい肉類
脂質は体内で分解される際、悪臭を放ちます。

それが血流に乗って肺までいき、口臭の原因になる可能性があります。

口臭が気になるなら、ササミや赤身の多い牛肉など、脂身が少ない肉を選びましょう。

キャベツ・小松菜・ブロッコリー
ニンニクやネギ類以外の野菜はどちらかというと口臭を防ぎそうなイメージがありますが、アブラナ科は別です。

キャベツや小松菜、ブロッコリーといったアブラナ科の野菜に含まれる「インドール」という成分は、食べかすが残っていると口内で発酵し、野菜が腐ったような悪臭を放ちます。

ですが、インドールはがん予防に効果が見込める成分でもあります。

積極的に摂ると同時に、食後は口の中に残った食べかすはしっかり取り除くよう、歯磨きやフロス・歯間ブラシの使用を徹底しましょう。

納豆
納豆の独特なニオイの元はアンモニアです。

大豆に含まれるタンパク質を納豆菌が分解する際にアンモニアが生成されます。

ゴマ油などの油を混ぜるとアンモニア臭が軽減されるので、ぜひお試しください。

砂糖の入ったお菓子
砂糖を多く含む甘いお菓子は、食べると口内の細菌が活発になり、虫歯や歯周病を進行させるため、結果的に口臭の原因になり得ます。

炭酸飲料やエナジードリンクはお菓子よりも砂糖を多く含む場合もあるので、飲み過ぎに注意しましょう。

なお、糖分を摂らないよう徹底し過ぎても口臭の原因になる可能性があります。

糖分が不足すると、代わりに脂質を燃やすことでエネルギーを得ようとするのですが、その際に体内でケトン体が増え、果物が腐ったようなニオイが口臭として発生します。

口臭を防ぐためには、ほどほどの量の砂糖を含む飲食物を選ぶようにして、歯磨きなどのケアをきちんと行いましょう。

口臭ケア・対策に役立つ食べ物

口臭の原因になる食べ物がある一方、口臭ケアや対策になる食べ物もあります。

家にあるものやコンビニで買えるものもあるので、知っておくといざというときに役立ちます。

リンゴ
リンゴはリンゴポリフェノールという成分を含みます。

リンゴポリフェノールは、口の中の細菌が発生させる悪臭ガス「メチルメルカプタン」の生成を抑制するといわれています。

リンゴポリフェノールは皮に多く含まれているので、できれば丸ごとかじりましょう。

よく噛むと、口臭を軽減する唾液の分泌も盛んになるのでおすすめです。

ごぼう・レタス
ごぼうやレタスといった繊維質の多い野菜は、咀嚼することで唾液の分泌が促進されます。

歯の表面も掃除できるので、積極的にサラダなどで摂りましょう。

レモン・梅干し
レモンや梅干しを食べると唾液がたくさん出ます。

そのため、口臭の軽減が期待できます。

実際に食べなくても、画像を見るだけで、酸っぱい記憶が蘇って唾液が出るので、口臭が気になるときは、スマホでレモンや梅干しの画像を見ると改善されるかもしれません。

ちなみに、レモンや梅干しを食べたり見たりすると唾液が出るのは、歯を酸から守ろうとする作用が働くためです。

歯は酸にさらされると溶けてしまいます。

それを避けるために唾液の分泌量を増やしてアルカリ性にしようとするわけです。

パイナップル・キウイ
詳しくは後述しますが、口臭の原因の約6割は舌にできる舌苔(ぜったい)だとされています。

舌苔は食べかすや剥がれ落ちた細胞などから成るタンパク質の汚れです。

パイナップルやキウイはタンパク質を分解する酵素を豊富に含むため、食べると口臭を抑えられる可能性があります。

食後に舌の上で30秒くらいパイナップルやキウイを転がすとよいでしょう。

ですが、酵素は熱に弱いため、加熱処理された缶詰のパイナップルでは効果は期待できません。

チョコレート
チョコレートには虫歯のイメージがある方が多いかもしれませんが、それは糖分が高い場合で、ビターチョコレートなら逆に虫歯を防げる可能性があることがわかっています。

なぜなら、チョコレートが含む「カカオ・ポリフェノール」には、虫歯菌に対する抗菌作用があるからです。

さらに歯周病菌への殺菌作用や歯周病の原因になる歯垢をつきにくくする効果も期待できます。

歯垢は口臭の原因にもなるので、それがつきにくいということは口臭の抑制にもなるわけです。

ガム
ガムは、噛むことで唾液の分泌を促すほか、舌苔の除去効果も期待できます。

ミント味など香りが強いガムなら、口臭を一時的に覆い隠す「マスキング効果」も得られるでしょう。

ただ、糖類0gのものを選ばないと、口の中の細菌の活動を活発化させてしまい、口臭を悪化させる可能性があるので注意が必要です。

虫歯予防効果で知られるキシリトールが配合されている場合は50%以上の含有量のものを選ぶようにしましょう。

ヨーグルト
腸内環境の乱れによって便秘になると、腸内に有害物質が溜まります。

それが血流に乗って肺に届き、息に混ざると悪臭を放ちます。

ヨーグルトには善玉菌を増やす作用があり、腸内環境を整えることに役立ちます。

口臭にはおもに4種類がある
口臭とは、周囲の人を不快にしてしまうレベルの、口から出る息のにおいのことです。大きく分けて、口臭は4つの種類に分けられます。

1-1.生理的口臭
健康な人にもある口臭で、起床時や空腹時、緊張時などに発生しやすくなっています。これは唾液の分泌が少なくなり、口腔内に細菌が増えることで、口臭の原因物質(揮発性硫黄化合物)が作られるためです。

生理的口臭は、食事をして唾液量が増えたり、歯磨きなどで細菌や原因物質を減らしたりすることで軽減されます。

なお、生理的口臭には、年齢に応じた口臭や、女性のホルモンバランスの変化による口臭なども含まれます。

1-2.外因的口臭
においの残るネギやニンニクなどの食品、タバコなどの嗜好品を原因とする口臭のことです。飲食等を原因とする外因的口臭は、時間の経過とともに解消します。

1-3.心因性口臭
口臭の検査をして異常がない場合でも、「口臭が強い」と思い込んでいるケースがあり、精神的に不安定な場合やストレスがある場合に見られることがあります。

また、ストレスによって唾液が減少し、口臭の原因を作ることはあります。

1-4.病的口臭
何らかの病的な原因で発生する口臭のことです。呼吸器系・消化器系の病気、肝臓疾患などの病気、高血糖の状態で口臭が起こる場合もありますが、病的口臭の80%以上は口腔内に原因があります。

具体的には、歯周病や虫歯、歯垢、舌苔、義歯の汚れ、唾液の減少などが挙げられます。

2.口臭の原因物質とは?
前述した4種類の口臭のうち、正常な生活で発生する生理的口臭や外因的口臭は、治療の必要はありません。そのため、においの質や強度が問題となるいわゆる「口臭」には含めないとされています。

社会生活上で問題になっている口臭のおもな原因は、口腔内で発生する揮発性硫黄化合物という物質です。

揮発性硫黄化合物は、歯垢や舌苔、唾液中にいる細菌が、食べかすや粘膜細胞などのタンパク質・アミノ酸を分解することで発生します。特に、歯周病や舌苔から多くの揮発性硫黄化合物が発生します。

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3.口臭を防ぐためのケア方法
口臭を防止するには、適切なケアをして口腔内を清潔に保ち、食生活にも気を付けることが大切です。それでは、ケア方法について詳しく解説していきます。

3-1.歯磨きや舌清掃をする
口臭の80%以上は口腔内に原因があるため、まずは口腔内を清潔に保つようにしましょう。

毎食後に歯磨きをするのが理想的ですが、難しい場合は、口臭予防のガムなどを使うのも効果的です。歯磨きの際は、歯間ブラシやフロスを使って、歯垢をしっかり取り除いてください。

それに加えて、舌清掃を行なうのも効果的です。

口臭のもとになる揮発性硫黄化合物は、舌の上で最も多く発生します。舌の表面に付着している舌苔(白い苔状のもの)を除去すると、口臭予防につながります。

舌清掃は舌を傷付けないように、できれば専用のブラシを用意し、次のような手順で行ないましょう。

1. 起床時に一日1回行なう

2. 鏡を見ながら、舌の奥に舌苔が付いていないか確認する

3. 舌ブラシを一番奥に当て、力を入れすぎないようにしながら、軽く手前に引く

4. 1回ごとに舌ブラシの汚れを水道水で流し、3回ほど繰り返す

舌ブラシがない場合は、やわらかい歯ブラシやタオルで代用できますが、舌の粘膜を傷付けないようにやさしく行ないましょう。

3-2.歯科医院で定期検診を受ける
定期的に歯科医院で健診を受け、口臭の原因になる歯周病や虫歯がないかチェックしてもらいましょう。特に歯周病は痛みもなく進行するので、家族などから口臭の指摘をされた場合は、早めに受診して治療を受けてください。

また、専門家に歯石除去や歯の清掃をしてもらうのもおすすめです。

3-3.規則正しい食生活を心がける
口臭予防には、規則正しい食生活を心がけ、唾液の分泌を盛んにすることが大切です。

例えば、朝食を抜くと唾液の分泌が促進されないため、口腔内の雑菌が減りません。このように、不規則な食生活は唾液の分泌にも悪影響をおよぼすことから、口臭を悪化させる原因になります。

また、口臭予防には、アルカリ性食品を多く摂取するのがおすすめです。アルカリ性の食品とは、カルシウム・ナトリウム・マグネシウム・カリウムを含む食品です。これらを多く含む緑黄色野菜や海藻類、果物などを積極的に食べましょう。

口臭予防には口腔内のケアを積極的に行ないましょう
口臭は、おもに口腔内の状態に起因します。したがって、口臭予防には口腔内を清潔に保つことが何よりも大切です。

毎日の歯磨きや歯間ブラシなどでの清掃に加え、舌清掃を取り入れると口臭ケアに有効です。もし、歯周病や虫歯などがある場合は、歯科医院を早めに受診し、専門的な治療を受けましょう。

◆歯ブラシ・フロス
・ホワイトエッセンス歯ブラシ シャイニスト

ホワイトエッセンスの歯ブラシ「シャイニスト」は、お悩みに合わせて選べる成分が配合さえれた特殊なブラシでできています。また、コシがある2,000本の毛が高密度植毛されているため、口臭の原因となる汚れをしっかり清掃でき、歯と歯ぐきを包み込むようにやさしく洗いあげられるブラシです。

・ホワイトエッセンス歯ブラシ プラチナ

ホワイトエッセンスの歯ブラシ「プラチナ」は、歯石の除去力が高いPBT素材かつ先端先細毛を採用しているブラシです。汚れを落としてむし歯を予防だけでなく、臭いの原因となる歯周病の対策にも活用できます。

・ホワイトエッセンスフロス フロス-エフトリオ

ホワイトエッセンスのF字フロス「フロス-エフトリオ」は、歯の間に詰まった汚れが目に見えるほどごっそり落とせるフロスです。ほつれにくく切れにくい3本の糸がだ液で膨らみ、歯みがきでは落とし切れない歯の間の汚れをしっかり絡め取ります。

・ホワイトエッセンスフロス クロルフロス

ホワイトエッセンスの指巻きフロス「クロルフロス」は、クロルヘキシジンが配合され、むし歯・歯周病・口臭の原因となる細菌を抑制する効果が期待できるフロスです。糸はイタリア産の高密度マイクロファイバーが採用され、歯の間の汚れをしっかりと絡めとり清潔な状態に導きます。

◆薬用歯みがき粉
・ジェルコートF

発泡剤・研磨剤無配合のジェル歯みがき剤で、マイルドなミント味がお口の中をすっきり爽やかにします。
ジェルが細かい歯のすき間まで浸透し、薬効成分が隅々まで行き届くため、口臭の原因となる細菌の増殖を防ぎます。

・チェックアップ

日常使いに適したフッ化配合ペーストで、低発泡・低香料・低研磨のため少ない水ですすげます。
フッ素含有量(大人用1450ppm、子ども950ppm)が多いため、むし歯予防に高い効果が期待できます。

◆薬用洗口液
・ネオステリングリーン

ベンゼトニウム塩化物を有効成分とした殺菌作用のあるうがい液で、口臭予防や抜歯後の感染予防に活躍します。
粘膜に対する刺激が少ないためうがい液が苦手な方でも使いやすく、スペアミントとハッカの配合によりお口の中に爽快感が広がります。

◆入れ歯洗浄剤
・スマイルデント

入れ歯に付着している細菌を除菌し、漂白洗浄成分がいやな臭いもサッパリ除去する入れ歯洗浄剤です。
防錆び剤が入っているため部分入れ歯でも安心して使用できます。

口臭は、多くの人が日常的に悩む問題であり、他者とのコミュニケーションに大きな影響を与えます。この記事では、口臭の原因からその対策までを徹底的に解説し、効果的な予防法についても詳しく紹介します。口臭は単に口腔内の問題にとどまらず、全身の健康状態や生活習慣と密接に関連しています。そのため、根本的な対策が必要です。SEOを意識した構成で、具体的な予防法も合わせてご紹介します。

口臭の主な原因とは?

口臭の原因はさまざまであり、主に口腔内の状態や体全体の健康状態、食生活などが影響を与えます。以下に代表的な口臭の原因を挙げ、それぞれについて詳しく説明します。

1. 食べ物の影響

口臭に最も直接的な影響を与えるのが、食べ物です。にんにくや玉ねぎ、香辛料の強い食品は消化され、体内に吸収された後、血液を通じて肺に達し、呼気として排出されます。これにより、口腔内の臭いを引き起こすのです。また、動物性タンパク質や脂肪分の多い食品も消化過程で臭いを発生させることがあります。

さらに、コーヒーやアルコールなどの嗜好品も口臭に影響を与えます。これらは口腔内を乾燥させ、唾液の分泌を抑えるため、細菌が繁殖しやすくなり、結果として口臭が強くなります。

2. 舌苔(ぜったい)と口臭の関係

舌の表面に付着する「舌苔(ぜったい)」も、口臭の原因となります。舌苔は食べ物の残りかすや細菌、古い細胞が蓄積してできたものです。これが硫化物などのガスを発生させ、強い口臭を引き起こします。舌の清掃が不十分な場合、舌苔がたまりやすくなり、悪臭を発生させる原因となります。

3. 唾液の分泌不足

唾液は口腔内を洗浄する役割を持っており、唾液の分泌が少ないと口臭が発生しやすくなります。唾液は食べ物の残りかすや細菌を洗い流すだけでなく、細菌の増殖を抑える抗菌作用もあります。口が乾燥すると唾液の量が減り、細菌が繁殖しやすくなるため、口臭が悪化するのです。口呼吸をする人や、ストレスを感じている場合、または脱水症状があると唾液の分泌が減少しやすいです。

4. ドライマウス(口腔乾燥症)

ドライマウス、または口腔乾燥症は、唾液の分泌が不足することで起こる状態です。加齢、特定の薬剤の使用、ストレス、さらには糖尿病などの健康問題が原因となることがあります。唾液が少なくなると口内の自浄作用が低下し、細菌が繁殖しやすくなり、口臭が発生しやすくなります。ドライマウスの症状を持つ人は、ガムを噛む、保湿スプレーを使う、水分を十分に摂るなどの対策が効果的です。

5. 歯周病とむし歯

歯周病やむし歯も、口臭の原因として挙げられます。歯周病は歯ぐきに炎症を引き起こし、歯と歯ぐきの間にプラーク(歯垢)が溜まりやすくなります。これにより、細菌が繁殖し、膿や硫化物が発生するため、強い口臭を伴います。むし歯も同様に、細菌の繁殖によるガスが口臭の原因となります。

6. 全身の健康状態との関連

口臭は口腔内の問題に限らず、全身の健康状態とも密接に関連しています。例えば、糖尿病患者の場合、血糖値が高い状態が続くとケトン体が生成され、甘酸っぱい臭いが口臭として現れます。また、胃酸逆流症(GERD)や肝臓・腎臓の機能低下も口臭を引き起こすことがあります。これらの全身的な健康問題が原因となっている場合、医師による診察と適切な治療が必要です。

口臭を予防するための基本的な対策

口臭を防ぐためには、日常的に行えるいくつかの習慣や対策が有効です。ここでは、口臭予防に役立つ基本的な方法を紹介します。

1. 正しい歯磨きと舌苔の清掃

口臭予防の最も基本的な対策は、正しい歯磨きです。食後にしっかりと歯を磨くことで、食べかすやプラークを取り除き、細菌の繁殖を防ぎます。また、舌苔の清掃も重要です。舌専用のブラシやスクレーパーを使い、舌の奥から前に向かって優しく清掃することで、口臭の原因となる硫化物の発生を抑えることができます。

2. 定期的な歯科検診

定期的に歯科医に通うことも口臭予防に欠かせません。歯石やプラークは家庭でのケアだけでは完全に取り除くことが難しいため、プロによるクリーニングが必要です。また、むし歯や歯周病が進行している場合、早期に発見し治療を行うことで、口臭を根本から改善できます。

3. 十分な水分補給

水分補給は、口腔内の乾燥を防ぎ、唾液の分泌を促すために重要です。こまめに水を飲むことで口内を潤し、食べかすや細菌を洗い流す効果があります。特に、乾燥しやすい冬や、運動後には意識して水分を摂取することが推奨されます。

4. バランスの取れた食生活

口臭を予防するためには、バランスの取れた食生活も重要です。特に、食物繊維を多く含む野菜や果物は、口内の細菌を減少させる効果があります。例えば、リンゴやセロリなどの水分の多い野菜や果物は、噛むことで唾液の分泌が促進されるため、口臭予防に効果的です。また、肉類や脂肪分の多い食品は、消化過程で悪臭を発生させるため、摂取量に注意が必要です。

5. ガムやマウスウォッシュの活用

ガムを噛むことは、唾液の分泌を促進し、口臭を一時的に軽減する手助けになります。特に無糖のガムは、歯に対する負担も少なく、口内の酸性度を中和する効果もあります。また、市販のマウスウォッシュを使用することで、口内の細菌を減らし、口臭を

自分の口臭をチェックする方法
口臭の原因は、歯や歯茎、舌などの口腔内の細菌が食べ物のかすなどを分解することで発生する臭いガスです。自分の口臭をチェックするには、以下の方法があります。

舌の上の部分を専用歯ブラシなどでこすり、その臭いを嗅ぐ。舌の上には細菌が多く付着しているため、口臭の状態を判断できます。

歯と歯茎の間を歯間ブラシやフロスを使って、その臭いを嗅ぐ。歯と歯茎の間には食べ物のかすが溜まりやすく、口臭の原因になります。

唾液をコップなどに吐き出し、その臭いを嗅ぐ。唾液は口腔内の乾燥を防ぎ、細菌の増殖を抑える役割がありますが、唾液自体にも細菌が含まれているため口臭の原因になります。

以上の方法で自分の口臭をチェックすることができます。もし気になる場合は、歯科医や専門医に相談することをおすすめします。

寝起きの口臭はどうして起こるの?
寝起きの口臭は、主に口の中の細菌が原因で起こります。

細菌は、歯や舌に付着した食べ物のかすなどを分解して、悪臭を発するガスを生成します。寝ている間は、唾液の分泌量が減って口の中が乾燥しやすくなります。唾液には、細菌の活動を抑える様々な物質(リゾチーム・ペルオキシダーゼ・免疫グロブリン・ラクトフェリンなど)が含まれます。細菌の活動を抑えたり、洗い流したりする作用があるので、唾液が少なくなると細菌が繁殖しやすくなります。また、寝ている間は口を閉じていることが多いので、口の中にガスが溜まりやすくなります。これらのことが、寝起きの口臭を強くする要因となります。

寝起きの口臭を防ぐためには、寝る前に歯磨きや舌磨きをしっかり行うことが大切です。これによって、細菌の餌となる食べ物のかすや舌苔を減らすことができます。また、寝る前に水分を摂ることも効果的です。水分を摂ることで、口の中を潤わせたり、唾液中の細菌を流したりすることができます。さらに、寝ている間に口呼吸をしないようにすることも重要です。口呼吸をすると、口の中が乾燥しやすくなります。口呼吸を防ぐためには、日中は口を閉じ、意識して鼻呼吸をすることが大切です。就寝中は、呼吸を自分でコントロールすることができませんので、加湿機能のあるマスクを着用して乾燥を防いだり、唇の両端にハの字形にテープを貼って物理的に口が開くのを防いだりする方法があります。ベッドサイドに水を置いて水分を摂れるようにするなど工夫も必要です。なお、枕の高さや寝姿勢を調整したりするなどもおすすめです。また、チンストラップやマウスピースなどの医療器具もあります。

慢性的に鼻でうまく呼吸ができないときは、耳鼻咽喉科に相談しましょう。鼻炎やアデノイド肥大などがある場合は、治療で口呼吸が解決する可能性があります。

寝起きの口臭は、時間帯によっても強さが変わります。一般的には、早朝にかけて最も強くなります。この時間帯は体温が低下して代謝が落ちるため、気も滞りやすくなります。気とは漢方医学でいう生命エネルギーのことで、気が滞ると体内の老廃物や毒素が排出されにくくなります。これらの老廃物や毒素も口臭の原因となります。したがって、寝起きの口臭は時間と気の関係にも影響されます。

また、寝起きの口臭には個人差があります。人によっては特に強い口臭を発する場合もあります。これは、体質的な要因が関係しています。例えば、唾液分泌量が少ない人や歯周病や虫歯などの歯科疾患を持つ人は口臭が強くなりやすいです。また、胃腸機能や肝機能などの内臓機能が低下している人も口臭が強くなりやすいです。これらの人は、寝起きの口臭だけでなく、日中の口臭も気になる場合があります。そういった人は、臭いを消すだけでなく、根本的な原因を改善する必要があります。

空腹時の口臭の原因と対策
空腹時には唾液の分泌が減少し、口内の細菌が増えやすくなるため、口臭が強まる可能性があります。また、胃や肺から発生する臭いガスも空腹時の口臭の一因と考えられます。空腹時には、胃の中に食べ物がないため膵液が分解され、その過程で悪臭を発するガスを生成します。このガスは、食道を通って口から出たり、血液に吸収されて肺から呼気として出たりします。また、空腹時には血糖値が低下し、体はエネルギー源として脂肪を分解します。その際に発生するケトン体という物質も、血液や呼気から口臭の元となります。

空腹時の口臭を防ぐためには、以下の対策が有効です。

● 空腹を長く我慢しないで、規則正しく食事をすること。食事は消化しやすく、栄養バランスの良いものを選ぶこと。
● 食事の間隔が空く場合は、水分補給やガムなどで唾液の分泌を促すこと。唾液には、胃酸や細菌を中和したり洗い流したりする作用があります。
● 口臭予防用の歯磨き粉やマウスウォッシュなどで口腔内を清潔に保つこと。歯磨きは食後だけでなく、就寝前や起床後も行うこと。
● 胃や肺の病気が疑われる場合は、早めに医師に相談すること。胃酸過多や胃潰瘍などの胃病や、喘息や肺炎などの肺病は、口臭の原因になる可能性があります。
空腹時の口臭は、胃の状態や口内衛生に関連しており、食事や口腔ケアの改善が効果的な対策です。定期的な歯科検診も口臭予防に役立つので、気になる方は歯科医に相談することもおすすめです。

夕方に口臭が強くなる理由と予防法
夕方に口臭が強くなる原因は、主に口の中の細菌や血液中の物質にあります。口の中の細菌は、歯や歯周ポケット、舌苔などに付着して、食べ物や唾液を分解して臭いガスを発生させます。夕方は、昼間に食べたものが口の中に残りやすく、唾液の分泌量も減って乾燥しやすいため、細菌が増えやすい時間帯です。また、血液中には、空腹時や運動後などに発生するケトン体という物質があります。ケトン体は、エネルギー源として脂肪を分解する際に生成される物質で、血液から呼気に移行していくため口臭の原因になります。夕方は、昼食から時間が経って空腹感が強くなったり、仕事や家事で疲れたりすることで、ケトン体が多くなりやすい時間帯です。

夕方に口臭が強くならないようにするためには、以下の予防法が有効です。

● 歯磨きや舌磨きをこまめに行うこと。歯磨きは食後だけでなく、間食の後も行うことが望ましいです。舌磨きは舌苔を除去することで細菌の温床を防ぎます。
● 水分補給やガムなどで唾液の分泌を促すこと。唾液には、細菌の活動を抑えたり洗い流したりする作用があります。水分補給は無糖の水やお茶などがおすすめです。
● 食事の間隔を空けすぎないこと。空腹時にはケトン体が増えるため、間食は低カロリーで栄養バランスの良いものを選びましょう。
● 口臭予防用の歯磨き粉やマウスウォッシュなどで口腔内を清潔に保つこと。歯磨き粉やマウスウォッシュには、殺菌作用や消臭作用のある成分が含まれています。
● 歯科医や専門医に相談すること。歯周病や内科的な疾患などが口臭の原因になる可能性もあります。
夕方の口臭は、場合によっては他人からも気づかれる可能性があります。特に、仕事上やプライベートで人と近くで話す機会が多い人は注意が必要です。夕方の口臭は季節や気温などの変化にも影響されます。例えば、夏場は暑さで発汗量が増えて水分不足になりやすく、冬場は暖房で乾燥しやすくなります。これらが口臭を強くする要因となります。したがって、夕方の口臭を予防するためには、季節や気温に応じて水分補給や加湿などの対策を行うことも大切です。

口臭の原因「カラダの熱」タイプを知ろう!
漢方で捉える口臭の原因となる「カラダの熱」タイプは大きく3タイプあります。
●胃腸タイプ
●イライラ・不眠タイプ
●乾燥・ほてりタイプ

それぞれの特徴をみて、あなたに当てはまる熱タイプをみてみましょう。すべての症状が出るという訳ではありません。該当するものが多いかチェックしてみてくださいね。

■口臭の原因「胃腸タイプ」の特徴
口臭の特徴
発酵したような臭いの口臭

口臭以外に見られる症状
・口の中がネバついて気持ちが悪い ・歯茎が腫れやすい、出血しやすい ・唇が荒れやすい ・食欲旺盛で、つい食べすぎてしまう ・お腹にガスが溜まる、便秘もしくは軟便 ・ゲップ、胃痛、胸焼けが気になる ・冷たい飲み物が好き ・顔色に赤みが強い

舌の特徴
舌全体が赤い、中心に黄色っぽい苔(べっとり取れにくい苔)

質問1.口臭の原因になる食べ物は?
口臭の原因になる食べ物としては、以下が挙げられます。

ニンニク
ニンニクは、アリシンという成分が含まれており、口臭の原因となる

脂質の多い肉
脂質が多い肉類は、消化過程で悪臭を発する化合物を生成する。鶏のササミや牛のヒレ肉などの低脂質の肉類がおすすめ

納豆やキムチ
発酵食品は、発酵過程で生成されるアンモニアやほかの化合物によって独特の強いにおいが生じる。これらの食品を摂取すると、そのにおいが一時的に口臭として現れる場合がある

質問2.口臭の原因になる飲み物は?
コーヒーとアルコールは口臭を引き起こしやすいとされます。コーヒーに含まれるカフェインの利尿作用により口内が乾燥し、酸味成分によって口のなかが酸性になり細菌が増えやすくなるためです。

さらに、コーヒー豆の微粒子が舌に残りやすい点も原因となります。朝起きてすぐのコーヒーは、起床時の口内環境と相まって口臭の悪化につながるため、コーヒーは朝食後に飲むのがおすすめです。

アルコールを飲む場合も口のなかが乾燥し、口臭が強まります。ビールなどを飲んだ際には、アルコール臭が加わり、口臭はさらに悪化するため、飲酒後は水分補給を忘れないようにしましょう。

質問3.歯磨きをしても口臭がするのはなぜ?
歯磨きしても口臭が感じられる場合、歯磨きの不足やストレス、内臓の病気、ちくのう症などの多岐にわたる原因が考えられます。また、実際には口臭がないにもかかわらず、自分では口臭があると思い込んでしまう心因的な口臭の存在もあります。

このような症状に対処するには、専門のクリニックで原因を詳しく調べてもらい、適切な治療を受けるようにしましょう。

舌苔の増加
舌苔(ぜったい)とは、舌の表面に苔のように付着する白褐色の汚れのことです。舌の表面に舌苔が増えることで、口臭がきつくなることがあります。

舌苔は単なる汚れではなく食べかすや口内の垢、細菌などさまざまな物質が溜まって増加します。食後や就寝前の歯みがきが不十分な人や口呼吸が多い人、間食が多い人などは舌苔がつきやすいため注意が必要です。

舌苔は口臭だけでなく、味覚障害や誤嚥性肺炎の原因にもなるので、気になる場合は早めに対処するようにしましょう。

口内環境の悪化・虫歯・歯周病
虫歯や歯周病といった口内環境の悪化も、口臭の原因のひとつです。虫歯や歯周病は菌が口内で繁殖して起こる病気ですが、菌の繁殖によって同時に口臭も引き起こしてしまいます。

また、虫歯が進行すると歯の神経が腐敗したり、歯の根元に膿が溜まったりすることも。この溜まった膿が、臭いの元になります。

虫歯や歯周病が原因の口臭は、歯科医院で治療してもらうことが大切です。口臭だけでなく、歯や歯周ポケットに痛みや違和感を感じる場合は、早めに受診することをおすすめします。

ニオイの強い食材を含んだ食事
何を食べたかも口臭の原因になります。口臭が気になる場合は、直近の食事でにおいが強いものを食べていないか、チェックしてみるのがおすすめです。

臭いが強い食材の代表といえば、ニンニクやニラなどのネギ類でしょう。これらは「アリシン」という強いニオイがする成分を含んでおり、口臭の原因になります。

また、納豆も臭いの強い食材です。納豆の独特のにおいは「アンモニア」。納豆の原料である大豆に含まれるタンパク質を納豆菌が分解するときにアンモニアが生成されるのです。においの強い食事をしたあとは、口臭ケアを念入りに行うようにしましょう。

飲酒・喫煙
飲酒や喫煙も、口臭の原因のひとつです。アルコールが肝臓で分解されると「アセトアルデヒド」というにおいが強い物質に分解されます飲酒を習慣的に続けると体内にアセトアルデヒドのにおいが染みついてしまい、飲酒しなくても口臭や体臭が強くなることがあるようです。口臭が気になる方はお酒を少し控えてみるとよいでしょう。

また、たばこには「タール」をはじめとする悪臭成分が含まれています。タールには腐敗した汚物と同じにおい成分が含まれており、口内に付着するとたばこ独特の嫌な口臭が発生してしまいます。

また、たばこを習慣的に喫煙することで、歯周病や内臓の病気の原因にもなります。病気からくる口臭の可能性もあるので、注意しましょう。

扁桃腺炎などの病気
「扁桃腺」は細菌やウィルスが体内に侵入するのを防いでくれる役割がありますが、体調不良やストレスなどが原因で炎症を起こしやすい器官でもあります。

扁桃腺炎が慢性化すると、扁桃腺に膿がたまり口臭の原因になるので、扁桃腺の辺りに違和感がある人は病院に行くようにしましょう。

口臭ケアアイテムにはどんなものがある?
口臭ケアアイテムと言っても、マウスウォッシュや歯磨き粉などさまざまなタイプが販売されています。ここでは代表的な口臭ケアアイテムをご紹介するので、自分に合ったものを選ぶ参考にしてください。

マウスウォッシュ
マウスウォッシュは、口にふくんでゆすぐことで口内をさわやかに保ってくれるアイテムです。寝る前に歯ブラシとマウスウォッシュをセットで使えば、就寝中に口内で菌が繁殖するのを防いでくれるでしょう。

また、持ち運び可能なサイズのマウスウォッシュもたくさん市販されています。外出先で、口内の粘りが気になるときや食後のタイミングなどに使用するのもおすすめです。

なお、マウスウォッシュを購入するときは「界面活性」が入っていないものを選ぶのがポイントです。界面活性剤入りのマウスウォッシュは、口の中の常在菌まで殺してしまうことがあります。使用する頻度によっては口内環境を悪化させてしまうこともあるので、過度な使用は控えるようにしましょう。

口臭対策用のタブレット・サプリ
口臭対策用のタブレット・サプリは手軽に口臭ケアをしたい方におすすめです。水と一緒にかまずに飲み込めば、お腹の中で成分が徐々に溶け出し、さわやかな息が長時間持続します。

タブレットは水を使用しないので、いつでもどこでも使用できるのがうれしいですね。またタブレットを舌で溶かすことで表面に付着した舌苔も除去してくれます。ただしサプリと比べると、さわやかな息が持続するのは一時的です。

歯周病対策向けの歯磨き粉
口臭がよりきつくなってしまう要因に、歯周病が挙げられます。日頃から歯周病対策の歯磨き粉を使用し、歯周病をしっかりと予防しましょう。

歯周病予防用の歯磨き粉は「塩ミント風味」「ハーブミント風味」「ミント風味」の大きく3パターンに分けられます。塩ミントやハーブミントはやや独特な味がするため、歯周病予防用の歯磨き粉を初めて使う人は、ミント風味を選ぶのがおすすめですよ。

また、成分に「IPMP」など殺菌成分が含まれているかも注目しましょう。加えて、歯茎の赤みや腫れが気になる人は「トラネキサム酸」、出血が気になる人は「酢酸トコフェノール」という成分が入っているものを選んでみてくださいね。

舌ブラシや舌用ジェル
舌の表面に付着した「舌苔」も口臭の原因のひとつ。舌苔を除去するには歯みがきだけでなく、舌のケアも重要です。

ただし舌はとてもデリケートな器官なので、歯ブラシでゴシゴシとこするのはおすすめできません。舌のケアには、専門の「舌ブラシ」を使用するようにしましょう。舌ブラシはいろいろな形が市販されていますが、スクレーパーのような横長のタイプが使いやすいですよ。

また舌用ブラシは「舌用ジェル」とあわせて使うのがおすすめです。舌用ジェルには殺菌成分や保湿成分が配合されているので、舌の汚れをやさしく除去してくれる作用が期待できます。

市販の口臭ケアアイテムの選び方
口臭ケアアイテムはたくさんの種類が市販されていますが、どのような観点で選ぶとよいのでしょうか。ここでは市販の口臭アイテムの選び方について解説します。

1.口臭の原因に合った種類で選ぶ
まずは、自分の口臭の原因に合った種類のアイテムを選ぶことが大切です。参考までに、口臭の主な原因とその対策におすすめのアイテムをまとめました。

原因 おすすめのアイテム(一例)
舌の汚れ ・舌ブラシ
・舌用ジェル
・口臭対策タブレット
口内環境 ・マウスウォッシュ
・歯周病対策の歯磨き粉
においの強い食材 ・マウスウォッシュ
・口臭対策サプリ
飲酒・喫煙 ・マウスウォッシュ
・口臭対策サプリ
例えば、舌の汚れが原因として考えられる場合は「舌ブラシ」や「舌用ジェル」のほか、舌で溶かして使用する「口臭対策タブレット」がおすすめです。

また「においの強い食材を食べて口臭が気になる」という場合も、一時的にさわやかな息が持続する口臭対策タブレットが重宝します。夜にマウスウォッシュでケアすれば、口内で菌が繁殖するのも防げますよ。

このように、使いたいシーンや口臭の原因に応じて適したタイプを選んでみてくださいね。

2.自宅・携帯用?用途に合うタイプで選ぶ
口臭ケアアイテムは、用途によって選ぶのもおすすめです。ここでは、自宅でのデイリーケアにおすすめの商品、携帯用におすすめなアイテムを、それぞれご紹介します。

自宅用ならデイリーケアで使えるアイテム
自宅での口臭ケアにおすすめのアイテムをご紹介します。

マウスウォッシュ
歯磨き粉
舌ブラシ 
舌ジェル など
歯磨き粉は口臭ケアができるものはもちろん、歯周病予防の成分が配合されたタイプを選ぶのがおすすめです。歯ブラシに加えて舌ブラシも使用すれば、舌苔を除去し口臭を緩和してくれるでしょう。

また、歯みがきの後や就寝前にマウスウォッシュを使うことで、口内での細菌の増殖を抑えることが可能です。口臭ケアに時間をかけられる自宅では、これらのアイテムを組み合わせてデイリーケアを習慣づけるとよいですね。

携帯用なら持ち運びに便利なタブレットなど
外出先など携帯用として購入するなら、手軽に持ち運びやすいタイプがおすすめです。

口臭タブレット
口臭サプリ
マウスウォッシュ(個包装) など
外出先ではゆっくり歯みがきをする時間が取れないこともあるでしょう。時間がなくても手軽に使用できる、口臭対策のサプリやタブレットがおすすめです。

特にタブレットタイプは水も不要で、口内で溶かすだけで使用できるのでより便利ですよ。ただし持続性はないので、さわやかな息を長時間キープしたい場合は口臭対策のサプリメントがおすすめです。

また個包装のマウスウォッシュであれば、かさばらないので持ち運びにもよいでしょう。

3.大人・子ども?使う人に合わせて選ぶ
使う人の年齢に応じて、口臭ケアアイテムを選ぶのも大切です。特に子どもが使う場合は、刺激が少ないものが適しています。マウスウォッシュはノンアルコールのものを選ぶと、ピリピリした感覚がないので、お子さんでも使いやすいでしょう。

歯磨き粉に関しても研磨剤が入っているとお子さんの歯や口腔内を傷つけてしまうこともあるので、研磨剤不使用のものがおすすめです。

また、小さなお子さんの口臭ケアに使うなら味も大切なポイントになります。いちご味やブドウ味など、子どもが好きな味を選びましょう。子ども向けの歯磨き粉をそろそろ卒業したい小学生・中学生のお子さんには、ミントの風味が抑えられたものから徐々に試してみてくださいね。

4.価格・コスパをチェック
長く使い続けるには価格の面も重要です。特に歯磨き粉などは価格が高いほうが機能性が高く、1本で歯周病予防やホワイトニングができる商品もあります。

また衛生用品である舌ブラシなどはこまめに取り換える必要があるので、まずはコスパを重視して選ぶようにしましょう。

口臭ケアをする前にチェック! 口臭の主な原因とは? 
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口臭ケアをする前にチェック! 口臭の主な原因とは? 

どのような原因で口臭が発生するのかを知っておくと、ケアがしやすくなります。まずは口臭の主な原因について見ていきましょう。
口内の汚れ
食後に歯を磨かなかったり、磨き残しがあったりすると、口の中に食べかすが残ります。時間が経つことで食べかすが腐敗し、ニオイの強いガスを発生します。特に歯と歯の間に詰まった食べかすは取り除きにくく、細菌が繁殖して歯垢となり、ニオイの原因にもなるのです。
口内の乾燥
唾液には細菌の増殖を抑えたり、口の中を洗い流したりする作用があるため、唾液の分泌が減少すると口内が不衛生になります。また、唾液の分泌が減少し、口内が乾燥することで細菌が増殖しやすくなり、口臭が発生します。特に、朝起きたばかりの時や空腹時は、口内が乾燥しているためニオイが強くなります。口内が乾燥する症状が見られる口腔乾燥症(ドライマウス)でも、口臭が強くなる傾向があります。
ドライマウスって? 気軽に取り入れられる対策方法もご紹介

ニオイの強い食品・嗜好品の摂取

ニンニク・ネギなどのニオイが強い食べ物を食べた後や、飲酒や喫煙の後には口臭が強くなります。これらの口臭は、時間が経てばニオイが収まることがほとんどで、一時的なものです。
舌苔
舌の表面に付いた白っぽい苔のようなものを舌苔と言います。舌苔の正体は歯垢と同じく細菌のかたまりです。口臭の原因の多くが舌苔だと言われています。
むし歯・歯周病
むし歯の穴の中に食べかすや歯垢が溜まると、ニオイを発します。更にむし歯が進行して神経が腐ってしまうと、より強いニオイを放ちます。また、歯周病も口臭の原因となり得る病気で、進行すると歯ぐきが膿んで出血し、膿のニオイがすることもあります。歯磨き時に出血したり、自覚がないのに口臭を指摘されたりしたら、歯周病の可能性があるので注意しましょう。むし歯と歯周病は、歯科医院での治療が必要です。
腸内環境の乱れ
口臭の原因が、腸内に潜む悪玉菌によって放出される悪臭物質である場合もあります。成人になると腸内の善玉菌の割合はわずか20%になり、その後は加齢とともに悪玉菌の割合が増えていくと言われています。食生活の乱れや油っこい食事が続いた場合、悪玉菌が増えやすくなり、結果として口臭につながることもあるようです。
口臭ケア用品のおすすめの選び方

口臭ケア用品は、口臭の原因や毎日のルーティーンに合ったものを選ぶのがおすすめです。
選び方①口臭の原因で選ぶ
口臭は口内の不衛生が原因である場合が多いため、歯ぐきの隙間の歯垢や舌苔を除去するなど、口内をよりキレイにするためのケア用品を選んでください。口内の乾燥には、マウスウォッシュなど口内を潤す効果が期待できるものを選ぶと良いでしょう。ニオイの強い食品・嗜好品の摂取後に使うマスキング効果(一時的に口臭の上に別の香りをかぶせる)のあるものや、腸内環境を整えることを目的とするものもあります。
選び方②日常のシーンで選ぶ
1日のうちでも口臭の強さは異なります。起床後・日中・就寝前、それぞれに適したケア用品を選ぶと良いでしょう。また、外出先で歯磨きができない場合は、携帯しやすく即効性があり、マスキング効果があるものが便利です。

入れ歯は汚れがたまりやすい
入れ歯は汚れがたまりやすい

入れ歯が口臭の原因となる理由として、まず入れ歯には汚れがたまりやすいという特徴が挙げられます。入れ歯は主に、レジンというプラスチックで作られています。保険診療で作る入れ歯なら、人工歯の部分も歯茎の部分もレジンであることが一般的です。そんなレジンという素材は、傷が付きやすいだけでなく、吸水性も高いため、汚れがたまりやすくなっているのです。そのため、普通に使用していても、日々汚れがたまっていき、口臭の原因となってしまいます。
入れ歯のお手入れが不十分
私たちには誰しも「生理的口臭」というものがあります。臭いのきつい食べものを食べた後や、朝起きて間もない時などは、誰でもお口が臭うのではないでしょうか。これと同じように、入れ歯のお手入れが不十分だと、入れ歯が口臭の原因となることがあるのです。入れ歯の洗浄というのは、意外にコツがいるものですので、お手入れが苦手な人は一度、歯科医院で指導を受けることをおすすめします。また、歯医者がすすめる入れ歯洗浄剤を併用することで、適切なお手入れができるようになります。
入れ歯そのものの臭いが独特
上述した通り、入れ歯はレジンによって作られていますので、プラスチックの独特な臭いがします。それが唾液などで湿ることによって、さらに臭いが強まります。もちろん、野菜や卵の腐ったような口臭とは臭いの質が異なりますが、やはり、気になる臭いであることは間違いありません。こういった臭いは、入れ歯以外の補綴物に取り換える他ないといえるでしょう。そこでおすすめなのがインプラント治療の一種であるオールオン4です。
オールオン4とは?
オールオン4とは?

オールオン4とは、4本のインプラントを顎の骨に埋める補綴治療です。その上に人工歯である上部構造を設置するため、「オールオン4」という名前が付けられています。そこで、まず気になるのが、なぜオールオン4なら口臭の原因になりにくいかという点でしょう。次項から解説していきます。
オールオン4が口臭の原因になりにくい理由
オールオン4は、通常のインプラント治療と同様、顎の骨にチタン製の人工歯根を埋め込みます。それがしっかりとした土台となるため、上部構造も安定させることができます。噛み心地も天然の歯に近く、見た目も極めて美しく仕上がります。そんなオールオン4では、人工歯にレジンではなくセラミックを使うのが一般的です。セラミックは、傷がつきにくく、吸水性も低いため、汚れがたまりにくい人工歯を製作することができます。また、素材そのものが臭うようなこともありません。
さらに、オールオン4では入れ歯のような面積の広い義歯床(歯茎の部分)がないため、清掃に困るということもありません。自ずと、付着する汚れの量も少なくなります。さらに、インプラント自体も入れ歯と比べて清掃しやすい補綴装置となっていますので、口臭の原因となるような汚れが堆積しにくいようになっているのです。

咀嚼機能が鍛えられて唾液の分泌も向上する
咀嚼機能が鍛えられて唾液の分泌も向上する

入れ歯を使用していると、徐々に咀嚼機能が衰えていきます。これは入れ歯がしっかりと噛むことができない装置だからです。実際、入れ歯を長期間使用していると、咀嚼筋が衰えるだけでなく、顎の骨も痩せていく傾向にあります。
一方、インプラントによって支えられるオールオン4なら、しっかりと噛むことができ、咀嚼筋の衰えも極めて少ないといえます。何より、唾液分泌が促進されますので、細菌の繁殖が抑えられ、口臭予防に役立つのです。そのため、入れ歯を使用していて口臭が気になるという人は、一度、歯科医院を受診して、オールオン4への移行を歯医者に相談してみましょう。オールオン4であれば、口臭の改善だけに留まらず、さまざまなお口のトラブルを解決してくれる点について説明してくれることかと思います。

口臭の原因はさまざまですが、食べ物もその一つです。特定の食べ物は口臭を引き起こす原因となりますが、同時に口臭を改善する効果もあります。そこで今回は、口臭の原因や改善につながる食べ物についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
口臭が気になる女性

口臭の種類
口臭には大まかに4つの種類があります。

外的口臭
食べ物やタバコ、アルコールなどの摂取によって発生します。
特にアルコールは口内の乾燥を招き、口臭を強める傾向があります。

生理的口臭
誰にでも少なからず口臭はありますが、唾液量の減少が原因とされています。

病的口臭
病気が原因で起こる口臭で、主に歯周病や虫歯などが代表的です。

心理的口臭
実際には口臭がないにも関わらず、思い込みから発生します。
口臭に過剰に気を使うことが原因です。

口臭の原因になる食べ物
ニンニク・ニラ・玉ねぎ・ネギ類
口臭の原因となる食べ物には、ニンニク、ニラ、玉ねぎ、ネギ類などがあります。これらの食品には、「アリシン」と呼ばれる成分が含まれており、口臭の元となります。アリシンには疲労回復や血糖値の上昇を抑制する効果がありますが、その強烈なニオイが気になる点です。

発酵食品
納豆やキムチのような発酵食品は製造過程で菌が発酵し、アンモニアが発生します。これにより、発酵臭が強くなりますがその臭いは体内で吸収されず、口内で解消されます。食べた直後は口臭がひどくなりますが、数時間で改善されます。

脂の多い肉
脂の多い肉を食べると体内での分解時に悪臭が発生します。この悪臭が血流にのって肺に到達し、口臭となります。

コーヒー
コーヒーの臭いの原因とされるのは主にカフェインです。カフェインには利尿作用があるため多くの水分が尿として排出されます。その結果、口の中の唾液が減少し、口の中が乾燥して口臭が発生する可能性があります。

砂糖を含むお菓子
砂糖を多く含むお菓子を食べると口腔内の細菌が活発になります。そして虫歯や歯周病が進行し、結果的に口臭の原因となります。

口臭改善・口臭予防になる食べ物
フルーツ
口臭改善や予防に効果的な食べ物として、特にリンゴやパイナップル、キウイ、レモンがおすすめです。リンゴに含まれるポリフェノールは口臭の原因となる成分を抑制します。固いリンゴをかじることで歯の汚れが取れ、よく噛むことで唾液の分泌も促進されます。また、パイナップルにはタンパク質を分解する酵素が含まれており、口の中を清潔に保ちますし、キウイも同様にタンパク質の分解を助ける成分を含んでいます。そして、レモンは酸味があり唾液の分泌を促進して口内の細菌を抑える効果があります。

緑茶
緑茶には特にカテキンという成分が豊富に含まれています。このカテキンには抗菌作用があるため、口臭の予防に効果が期待できます。他にもウーロン茶や紅茶にカテキンが含まれていますので、水分補給の際にお茶を選ぶのも良い方法です。しかし、飲み過ぎるとカフェインやタンニンなどの成分を過剰摂取してしまう可能性があるため、バランスを考えながら飲むようにしましょう。

チョコレート
チョコレートに含まれるカカオ・ポリフェノールには抗菌作用があり、歯周病の殺菌効果が期待できます。ただし、砂糖が多く含まれているミルクチョコレートではなく、ビターチョコレートを摂取する必要があります。

ヨーグルト
ヨーグルトには腸内環境を整える善玉菌が含まれています。便秘などで腸内環境が乱れると有害物質が蓄積され、それが血流を通じて肺に到達し、息に混ざって悪臭を放ちます。ヨーグルトを定期的に摂取することで、腸内環境と口臭の改善が期待できます。

自分の口臭をチェックする方法5選
自分の口臭をチェックする方法5選
自分の口臭をチェックする方法を紹介します。主に次の5つです。

方法1.舌の表面を確認する
方法2.唾液のニオイを嗅ぐ
方法3.ビニール袋やコップに息を吹き込む
方法4.デンタルフロスを使用する
方法5.口臭チェッカーで確認する
項目ごとに詳しくみていきましょう。

方法1.舌の表面を確認する
口臭の原因となりやすい「舌苔」を確認することで、自分の口臭をチェックする方法があります。舌苔は、舌の表面に蓄積された食べかすや粘膜、細菌などから形成される白〜黄色がかったコケのようなものです。

歯を磨く回数が少ない人、口呼吸の人、ストレスが多い人は、舌苔が溜まりやすい傾向にあります。

方法2.唾液のニオイを嗅ぐ
口臭がある人は、唾液にもニオイがあることが多いです。まず、手をしっかりと洗い清潔にしてから、指を使って歯間、歯ぐき、舌の表面を軽くなぞります。

次に、その指についた唾液のニオイを嗅ぎます。唾液に不快なニオイが感じられた場合、口臭がある可能性が高いでしょう。

方法3.ビニール袋やコップに息を吹き込む
ビニール袋やコップを使用して口臭の有無を確認する方法です。

まず、無臭で清潔なビニール袋もしくはコップを用意します。その中に息を吹き込み一度密閉してから、嗅いでみてください。不快なニオイが感じられた場合は、口臭があると考えられます。

方法4.デンタルフロスを使用する
デンタルフロスを使って口臭をチェックする方法もあります。

まず、デンタルフロスを通常通り歯間に挿入して、食べかすやプラークを取り除きます。そのあと、フロスに付着したニオイを嗅いでみましょう。

もし不快なニオイがする場合、口臭の兆候かもしれません。なお、フロスを用いた歯間の清掃は、口臭対策だけでなく、歯の健康を保つ上でも重要な役割を果たします。

方法5.口臭チェッカーで確認する
口臭確認の便利なツールとして、口臭チェッカーの使用もおすすめです。このアイテムは、口腔内の「揮発性硫化物」を測定し、ニオイのレベルを数値で示します。

起床直後や空腹時などに使用することで、日常的な口臭の状態を知る事ができます。

ただし、喫煙直後は正確な数値が得られにくいなど、必ずしも正しい結果が出るとは限りません。測定結果はあくまで目安として参考にするのがよいでしょう。

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口臭が発生する原因は4つ
口臭が発生する原因は4つ
口臭が発生する原因はさまざまあり、主に次の4つに分類されます。

生理的要因
外因性要因
病的要因
心因性要因
自分にあてはまる原因を知ることで、正しく対処できます。それぞれ詳しくみていきましょう。

1.生理的要因
口腔内のニオイは誰にでもある自然な現象ですが、特定の生理的状態において、そのニオイが強くなることがあります。

たとえば、唾液の分泌が減少すると、口腔内環境が乾燥し、細菌が繁殖しやすくなります。この細菌の増加が、揮発性硫黄化合物の生成を促し、口臭を引き起こすのです。

なお、唾液の減少に影響を与える主な生理的要因には、起床時や空腹時、ダイエット中、緊張時、そしてホルモンの変動が該当します。これらの状況は特に、朝起きた直後や食事の間隔が空いた時に顕著であり、女性の場合は妊娠や生理期間にホルモンバランスが変わることで、口臭が強まることが報告されています。

2.外因性要因
食事は、口臭に大きく影響を及ぼす外因性要因のひとつです。特にネギやニンニクなどの香りが強い食材を摂取すると、その影響で一時的に口臭が強くなることがあります。

これらの食材に含まれる成分が消化過程で分解され、体内から排出される際に特有のニオイを発するためです。しかし、時間が経過するにつれて、食事による口臭は自然に解消されます。

なお、食事によって口臭が気になる場合は、歯磨きやデンタルフロスの使用、デンタルリンスでうがいをすることで、ニオイを軽減できます。

3.病的要因
口臭は病的要因によって引き起こされるケースもあります。主な要因には、口腔内の問題とその他の疾患に分けられます。

口腔内での主な要因は、歯周病、虫歯、歯垢、歯石、舌苔などです。これらは細菌の増殖と揮発性硫黄化合物の生成により、口臭を悪化させることがあります。

一方、口腔内以外の要因としては、糖尿病、肝疾患、鼻疾患、腎疾患などが挙げられます。これらの疾患は独自のニオイを発し、口臭として感じられることがあります。たとえば、糖尿病ではアセトン臭、肝疾患ではアンモニア臭が特徴です。

口臭以外にも気になる症状がある場合は、速やかに専門医の診断を受けましょう。

4.心因性要因
口臭が気になるものの、生理的要因や病的要因、食事などの外因性要因が見当たらない場合、心因性要因が関与している可能性があります。実際は口臭がないにもかかわらず、本人が口のニオイを感じているケースが多いです。

原因が分からずに口臭に悩んでいるなら、まずは歯科医院で口臭の有無を確認してもらいましょう。それでも解消されない場合、心療内科や専門の医療機関に相談することをおすすめします。

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自分でできる!毎日の正しい口臭対策5選
自分でできる!毎日の正しい口臭対策5選
口臭対策には、毎日の手入れが重要です。ここでは、自分で簡単にできるおすすめの対策を5つ紹介します。

舌苔を取り除く
歯磨きで汚れをしっかり落とす
デンタルフロスを併用する
唾液の量を増やす
専門の医療機関を受診する
それぞれの内容について詳しくみていきましょう。

1.舌苔を取り除く
舌苔は、セルフケアによって取り除くことが可能です。市販の舌専用ブラシを使用して、付着した舌の汚れを除去しましょう。

なお、舌は繊細なので、強くこすりすぎないよう注意が必要です。過剰なブラッシングは避け、1日1回の手入れで充分効果を発揮します。また、雑菌が増殖しやすい起床後のタイミングで取り入れるとよいでしょう。

2.歯磨きで汚れをしっかり落とす
食べかすや歯垢が口腔内に残ったままでは、口臭となる原因物質が発生しやすくなります。そのため、毎日の歯磨きで汚れを隅々まで、しっかりと落とすことが重要です。

歯ブラシは自分にとって使いやすいタイプを選びましょう。なお、小さめのヘッドブラシは奥歯や細かい箇所にも届きやすく、より丁寧に磨くことが可能です。

ブラッシングの際は、軽い力で1本の歯を約20秒かけながら小刻みに磨いていきます。歯が重なり合う部分や歯ぐきの境目など、歯垢が蓄積しやすい箇所は念入りに磨きましょう。

磨く時間は全体で3分間を目安にし、無駄に長く時間をかけるよりも集中して磨くことがポイントです。

3.デンタルフロスを併用する
歯ブラシで磨いたあとは、デンタルフロスを使って歯間まできれいに清掃しましょう。フロスを歯間に挿入し前後に動かすことで、ブラシでは届かない汚れや食べかすを効果的に除去できます。

この習慣を毎日続けることで、歯垢の蓄積を防ぎ、口臭や歯周病のリスクを低減させます。歯ブラシとフロスの併用は、健康な口内環境を保つために不可欠です。

4.唾液の量を増やす
口臭を防ぐために、口腔内の唾液量を増やすのも効果的です。唾液は自然な口内洗浄機能を持ち、口臭の原因となる細菌の増殖を抑えます。

日常生活で取り入れやすい唾液の分泌を促す習慣は、次のとおりです。

唾液腺マッサージ: 顎の下や耳の前の唾液腺を優しくマッサージすることで、唾液の分泌が促進されます。
鼻呼吸を心がける: 口呼吸は口腔内を乾燥させるため、鼻呼吸を意識することが重要です。
よく噛んで食べる: 食事の際にしっかりと噛むことは唾液の分泌を助け、消化も促進します。
水分補給をこまめにとる: 水やハーブティーなど、カフェインの少ない飲料で定期的に水分を取るのがおすすめです。
喫煙習慣を見直す: 喫煙は唾液の分泌を抑えるので、本数や禁煙を検討しましょう。
これらの習慣を取り入れることで、口内環境が改善し、口臭のリスクを減らすことができます。

5.専門の医療機関を受診する
上記に挙げたセルフケアを実践しても口臭が改善されない場合、もしかすると別の問題が隠れている可能性があります。原因を特定し適切な治療を受けるためにも、専門の医療機関への受診を推奨します。

歯科だけでなく、耳鼻咽喉科や内科など、症状に応じた診療科を選ぶことが大切です。

口臭ケアの重要性
口臭は、自分では気づきにくいにもかかわらず、他人に不快な印象を与えることがあるため、ケアが重要です。原因には、食生活や口腔内の衛生状態、さらには病気など多岐にわたる要因が挙げられます。適切なケアを行うことで、健康的な口内環境を維持し、他者とのコミュニケーションも円滑に進められます。本記事では、口臭の原因を理解し、効果的なケア方法を段階的に解説します。

口臭の原因
口臭の主な原因は、大きく以下のように分けられます:

口腔内の要因
口臭の約90%は、口腔内の細菌が原因とされています。食べかすや歯垢が分解される過程で発生する揮発性硫黄化合物が、悪臭のもととなります。また、虫歯や歯周病などの病気、舌苔(舌の表面にたまる汚れ)も原因です。

食べ物や飲み物
ニンニクや玉ねぎ、アルコールなど、特定の食べ物や飲み物は口臭を悪化させることがあります。これらは摂取後、血液を通じて肺に達し、呼気に混ざります。

全身的な健康状態
胃の不調や糖尿病、肝疾患などの全身的な問題も口臭の一因です。この場合、口腔内のケアだけでは改善が難しいことがあります。

乾燥した口内
唾液は口腔内を洗浄し、細菌の増殖を抑える役割がありますが、口内が乾燥すると細菌が増えやすくなり、口臭が発生しやすくなります。

日常的なケア方法
正しい歯磨き
毎食後に歯を磨くことで、食べかすや歯垢を除去できます。歯と歯の間の汚れにはデンタルフロスや歯間ブラシを使い、細部まで清潔に保つことが重要です。

舌苔の除去
舌苔を放置すると、細菌が繁殖し口臭の原因となります。専用の舌ブラシを使い、優しく舌の表面を掃除しましょう。ただし、強くこすりすぎると舌を傷つける可能性があるため注意が必要です。

マウスウォッシュの活用
市販のマウスウォッシュは、一時的に口臭を抑えるのに効果的です。ただし、アルコール含有のものは口内の乾燥を引き起こすことがあるため、アルコールフリーの製品を選ぶのが望ましいです。

水分補給
口内の乾燥を防ぐために、適切な水分補給を心がけましょう。特に、長時間の会話や食後には水を飲むことで、唾液の分泌を促進できます。

ガムやミントの利用
無糖のガムを噛むことで唾液の分泌が促され、口臭予防に役立ちます。また、ミントタブレットは息を爽やかにする即効性がありますが、根本的な改善にはならないため補助的に使用します。

食生活の見直し
ニンニクやアルコールの控えめな摂取
臭いの強い食材は摂取後のケアを徹底するか、控えることを検討しましょう。

食物繊維の摂取
野菜や果物に含まれる食物繊維は、咀嚼による唾液分泌を促進し、口臭予防に効果的です。また、リンゴやセロリは天然の歯磨き効果も期待できます。

乳酸菌食品の摂取
ヨーグルトなどの乳酸菌食品は、口腔内や腸内の善玉菌を増やし、口臭を改善する可能性があります。

定期的な専門的ケア
歯科検診
半年に一度は歯科検診を受け、虫歯や歯周病の早期発見・治療を行いましょう。歯石除去も歯科で行うことができます。

プロフェッショナルクリーニング
自分では除去できない頑固な歯垢や歯石を、専門家によるクリーニングで取り除くことで、口腔内を清潔に保てます。

健康状態の確認
口臭が改善しない場合は、全身の健康状態を確認することが必要です。内科や耳鼻咽喉科を受診し、胃腸の疾患や副鼻腔炎、糖尿病などの可能性を探ることをお勧めします。

まとめ
口臭ケアは、日々の歯磨きや舌の清掃、水分補給といった基本的な習慣から始められます。また、食生活や健康状態の見直しも重要です。専門家の力を借りながら、自分に合ったケアを見つけて取り入れ、健康的な息を保つことで自信を深めましょう。